私たちは、公営競技(競輪、競艇、地方競馬、オート・レース)競走場で働く労働者で構成される組織です。建交労全国競争部会に結集し活動しています。
競走労働者は常用労働者!
競走部会は、30年以上前から全国の公営競技(競輪、競艇、地方競馬、オート・レース)競走場で働く公務員、職員以外の非正規労働者を対象に組織化を進め、要求を前進させてきました。現在、新潟、群馬、栃木、茨城、埼玉、東京、愛知、福岡に組織があります。
公営競技は戦後復興を目的に始められました。労働者は当初、戦後の混乱期に地方自治体に雇用されましたが「地方公務員法」の不備から「連続して同じ職場で働く、日雇い扱いの労働者」に象徴される特有の労働実態が生まれ、放置されてきました。
建交労競走部会では「競走労働者は常用労働者」をスローガンに、春闘、一時金闘争と共に「身分の確立のための闘い」を重点的に行って来ました。具体的には「雇用の連続性の確認」「定年の確定、延長」「各種社会保険への加入」「有給休暇の確立」「退職金、定期昇給の確立」などいずれも「常用労働者」の持つ権利・特性を当局に認めさせてきました。
要求を実現するために、当局への団体交渉だけでなく「総務省」「経済産業省」「国土交通省」「農林畜産省」など、監督官庁への要求・要請行動を行い「私達の要求の正当性」を理解してもらう行動も平行して行ってきました。
しかしながら現在、長引く売り上げの低下と政府の規制緩和政策により、指定管理者制度の公営競技版といえる「車券、船券の民間発売」が法改正によって解禁され、幾つかの競走場では地方自治体から委託を受けた民間業者が投票券発売を行い、競走労働者には意に染まない「解雇」「民間業者への再雇用」「労働条件の低下」など困難、流動的な状況が生まれています。
私たち建交労競走部会は、これらを「格差社会問題と根はひとつ」と認識し「闘う競走労働者の全国的な結集」以外に是正させる手段はない、と確信しています。
共に闘っていく「労働者・労働組合」の「建交労競走部会」への結集を、広く求め、お願いします。