建交労東京 新型コロナウィルス対策ニュース NO.1
トラック
基本的に平常通りの業務となっています。しかしながら扱う出荷物や顧客先によって大きく違いもでています。食料品、医薬品など生活必需品は増産体制のため多忙となっていますが、イベント関係の機材運搬、中国から部品が輸入される工場は仕事が完全ストップしています。
運転手への健康管理も日に日に厳しくなり、自社の営業所を出発する前と、各納入先に行く毎に体温測定を受けたり、マスクをしていないと倉庫内に入場させない所も多くなっています。仕事上マスクが必需品になっていますが、会社によってマスクの調達にバラつきがあり、マスク支給が会社からされていない労働者は使い捨て用のマスクを洗って再利用している実態もあります。
清掃
ゴミ収集業務は、外出自粛の推奨により、住民が自宅に居る時間が増えた関係で家庭ゴミが増えており多忙となっています。車内に運転手と作業員が2~3人おり、外での回収作業もありますのでマスクが必須ですが、会社によってマスクの調達具合はバラバラで、会社からのマスク支給が無い労働者はマスクを洗って再利用しています。
鉄道
JR駅舎の清掃・管理を行う環境アクセスの職場では、4月14日、利用者が大幅に減っている影響で、制限勤務が開始され3分の1~4分の1程度の労働者を自宅勤務扱いとする通知が出されました。新しく出されたシフト表では3日間が、自宅待機扱いになっていました。自宅待機が、どれだけ賃金補償されるのか明確でないため、会社に申し入れを行う予定です。
高齢者
公園清掃やゴミ収集の作業を行っているいくつかの職場で、発注元より労働者への休業補償は曖昧なまま、突然明日より仕事をストップ、または年間ほぼ休みのなかった公園で週2回の清掃にするよう通知されるなど混乱が広がっています。公園利用者は増加傾向にあります。
バス
公共交通機関である路線バスの職場は、営業継続を要請されている産業で運行は止まりません。バス車内の窓は開けられていますが、実質的に三密状態となっています。乗客と密接な距離で料金収受や様々なやりとりがあるため、飛沫を遮蔽する対策をバス会社もありますが、対応は会社により千差万別です。会社からマスクの支給がされている職場もありますが、不足状態は変わりません。
学校に休業要請、その後、非常事態宣言が出され、乗客が減っています。会社は特別ダイヤ、休日ダイヤを組んで運行便数を減じています。そのため運転士不足から一転して運転士が余る状態となり、一時帰休などは行われずに自宅待機などが行われています。
生コン
三多摩地域については現在のところ、生コン出荷自体は減少傾向にはあるものの、大幅な影響はありませんが、湾岸地域の工事現場の多くが中止となっています。
ビルメンテナンス
有楽町のある商業施設では、警備員が二組に分けられて、何日か連続で勤務して、何日か連続で自宅待機するようにして、感染者が出た場合に備えてリスク分散をしています。
繁華街にあり外国人客の目立っていた1,000部屋近くあるホテルでは、300,100と部屋稼働が減っていましたが、先日ついに25部屋の宿泊しかありませんでした。廊下には外国人従業員の顔写真が貼り出してありましたが、半分以上剥がされました。ある映画館では、一つおきの座席制限、土日の営業自粛、20時以降の上映自粛と進んできましたが、19時過ぎに客が一人もいなくなり、閉館してしまいました。
不動産
緊急事態宣言が出された場合の対策として一ヶ月間、内勤は在宅勤務、会議・朝礼も中止、工事は続行で監理業務も含め直行直帰、営業は自宅待機、会社への出勤は少人数・少時間、マスク使用、入り口にマスクと消毒液を常備し、人と人との距離を2m離すなどの規定が定められました。今のところ、周囲での財政的な問題は無ありません。しかし、直行直帰の際、社用車の保管問題が出ています。テレワーク対応については、社用PCは社内以外では使えないようになっていましたが、自宅で使えるよう設定変更され、その作業に時間がかかりました。また、手洗い、車、部屋の中を消毒するなどしています。
ゼネコン
この間、協力業者からも一部自宅勤務や交代制での業務運営を決定した旨の通知を数社受取っています。現在のところ弊社で現場閉所したところはありませんが、各現場マスク使用、消毒液設置の指示が上司から届き、社員に感染者が出た場合は現場単位の閉所もあり得るとの通達が出ています。今のところ現場進捗に直接影響はまだ出ていませんが、取引業者の業務時間短縮、業務人員制限等々で見積提示、質問・確認事項回答、資材手配・運搬にじわじわと影響が出てきているようです。緊急事態宣言が長引くと進捗現場管理にも直接的な影響が出てくるのではと心配しています。先日から本社総務部(内勤者)の業務時間短縮(午前9:00~午後3:00)及び交代勤務の通達が出されました。現場サイドの業務短縮等はまだ検討していませんが、感染者が出れば現場閉所も考えなくてはなりません。
マンション管理
都内マンションの理事会・総会が延期となり、業界全体として大きな課題となっています。ある管理会社では、制限勤務が推称され、部署によっては日ごとに5人ずつのローテーション出勤となっており、通常の半分以下の出勤となっています。